ダンスとの出会いHow It Began
ダンスを始めたきっかけ
講師も、最初はこわかったそうです。
幼い頃から、さまざまな場所を旅しながら過ごしてきました。18歳のとき、社会人になる前に新しい経験や冒険を求めて、留学のためコロンビアへ渡りました。
そこで、ほかの学生たちと一緒に、大きな牧場で3日間の学校行事に参加しました。夕方になると、もちろんダンスの時間です。
それまでダンスをしたことがなかった私は、参加するのがとても怖かったのを覚えています。しかも、その場で唯一の日本人だったので、周りから浮いてしまうのではないかと気にしていました。
そこで、友人のセバスチャンに「簡単なステップを教えて」と頼んでみました。彼は「もちろん!簡単だよ。こうするだけ」と言うと、近くにいた女の子に声をかけ、一緒に踊り始めました。その動きは、まるで魔法のように見えました。彼女はずっと笑顔で、とても楽しそうに踊っていました。
当時の私にとって、決まった振り付けがなくても、音楽に合わせて相手をリードしながら踊れるということは、まったく想像のつかないものでした。それでも、「もっと知りたい、もっと踊れるようになりたい」と強く思ったのを覚えています。
あのときに感じた気持ちは、今でも忘れられません。
日本に帰国した後、幼なじみから、社交ダンススタジオでインストラクターを募集していると連絡をもらいました。インストラクターとして必要なことを教えてもらいながら、サポートも受けられるという話でした。まるで夢のような話だと思い、挑戦してみることにしました。
まさかその面接の日から15年以上経った今も、ダンスを教え、踊り続けているとは思ってもいませんでした。そして今も、ダンスが大好きです。
下中 神司



